YZF-R1のフルパワーの前に、ストックのデータの整理をしてみます。
YZF-R1 2009モデル 国内仕様
最高出力:107kW(145PS)/11,000r/min
最大トルク:99N・m(10.0kgf・m)/10,000r/min
車両重量:212kg
145PSの軸出力なので、後輪出力は10%マイナスとすると130PS程度と予測します。
本日もシャシダイ室の温度は45℃、湿度は55%とになり悪条件なので数値は相対値と考えあくまでも目安です。
テストのパータンとして、次のような感じで実験してみたいと思います。
国内仕様 ECU / 国内仕様吸排気
Circuit ECU / 国内仕様吸排気
海外仕様 ECU / 国内仕様吸排気
海外仕様 ECU / 海外仕様吸排気
海外仕様 ECU / モディファイ吸排気 / サブコン Ver.1
海外仕様 ECU / モディファイ吸排気 / サブコン Ver.2
YZF-R1はほとんどの人がサーキット走行を楽しまれているのですが、国内仕様のノーマルだとストレートで追突されそうになると言う事が起こります。
走行会クラスでもそういった場面に遭遇します。
まずは、ノーマル国内仕様のプロットです。
ECUのコントロールが3つもあります。
Run002 111.86PS 4速 Mode-A
Run003 109.65PS 4速 Mode-B
Run004 112.74PS 3速 Mode-B
Run005 111.78PS 2速 Mode-B
4速だと180km/hのリミッタが働いて計測途中でビックリします。
Mode-AとMode-Bでは明らかに8000rpmから吹け上がりの違いがわかります。
それでは3速でと計測しますが、それでもリミッターが働きます。
うわ〜と言う事で、2速で計測。ぎりぎり、かな?
凄いロングですね。2速で180km/h以上も出ちゃうんですね☆
微妙にリミッタに引っかかる気がします。
これでは、本当にサーキットで危険だと感じました。
YAMAHAのYSPなどで入手可能なスピードリミッタを解除した国内向けRace-ECUで計測します。
速度リミッタが解除されるものの、馬力、トルクともにスタンダードと変わらないとのコト。
このECUでスタンダードの体力測定が正確に出来ます。
それでは、R-ECU(国内向け)と入れ替えて計測です。
Run02 128.84PS Mode-A
Run04 113.03PS Mode-B
Run05 126.42PS Mode-STD
きちんとリミッターが解除されています。
各Modeでもプロットの違いがわかります。
こんな感じでプロットを見比べると、体感できる乗り味と同じで面白いですね。
既にUS-ECUでのプロットや吸排気のモディファイ後のプロットもありますが、
少し整理して掲載して行きたいと思います。
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