何年も前からの知り合いのようにしているけど、よく考えたらMAXTuneを始めたのは一年前だった。
そもそも、MAXTuneって何だろうと思う人もいるらしい。
ただの、ブログだよ、ショップだよ、いろんな捉え方をする人がいた。
始まりは、一人で蚊に食われながら家の前でバイクを整備したりしていた。
多くのバイク乗りがガレージを持っていない。
言うなれば ”青空ガレージ” であーでもない、こでもないと愉しんでいる。
そう、MAXTuneは何処にあるの?と聞かれるが、何処にでも存在する。
全世界の”青空ガレージ”が連結して存在しているような感じだ。
バイクのTuneを試す為に辰巳PAで一服するうちに、一人増え、二人増えと予想以上の広がりを見せ始めた。
我々に賛同して場所を提供してくれる人が現れたり、実験用のパーツを提供してくれたり、
色んなアドバイスをしてくれたり、とても多くのショップや色んな経営者、様々な手助けをしてくれた。
それじゃあ、倶楽部なの?と聞かれると、倶楽部でもない。
群れたり、群居するのも嫌いな人達の集まりだし、規則もルールもない。
もちろん、参加も自由、去るのも自由。
儲かると思い参加してそうでない事に気がつき、去って行った人も居たし、
参加するうちに自分の行為に恥ずかしくなり去って行った人も居たし、
会社をリストラの様な形で辞めたので生計を立てたいと参加し出来なく去って行った人も居たし、
聞きかじった話を装飾して伝え不協和音を起こす人も居た。
無礼な人の集まりに見える時もあるが、最低限の節度はある。
物を売っているからショップ? それも違う。
ある意味でサーキット娯楽部な要素はある。
方向性はとか聞かれても無い。
MAXTuneは概念みたいな物で、集合体ではなく、倶楽部でも、ショップでもない。
でも、そこに集まる人達は、超が沢山に付くぐらいに一流だと思っている。
仕事も一流だし、家庭も大事にする。
家族サービスなんて言葉も使わない。サービスと言う表現が受動的で? 何か被害者意識があり、嫌々にやっているように感じる。イベントと重なり参加したくない場合は、今回は家族と過ごしたいとはっきり言う。
男としての時間をバイクやヨット、色んな遊びで精一杯に愉しんで、
父親としての時間も家族と過ごす時間を愉しみにして精一杯に愉しんで、
社会人としての時間を会社や企業のトップとして相応しい責任と役割と結果を出し、それに相応しい対価を得て愉しんで、
恋人との時間を彼として精一杯に過ごす。
そんな、何に対してもつんのめりそうに前向きで、人に迷惑をかけずに、全開に生きている人達の概念の集合体と考えている。
ある賢者が言っていた。
創造性のある人は他人に依存しない。責任感のある人は言訳をしない。倫理観のある人は泣き言を言わない。
昨日に集まろうとか何のかけ声も無く、辰巳PAに7名程のCoreメンバーが集まった。
行ったら、そこに居た感じだ。

遠くは九州、東北のメンバーはネットを介して参加した。
何か、いいな~と思った。本当の意味での信頼関係、繋がっている感じだ。
社交辞令もなく、お世辞もなく、本音でよい物は良い、悪いことは悪いと言い合える人達。
何時も笑い声が絶えない。思いやりがあって誰もが速い。
決して組織に属する事で満足したり、その組織で頭角を表そうと人を蹴落としたり、衣食住に不安を持つ人達でもない。
マズロの欲求5段階説で言うなら、自己実現、もしくは、自己超越した人達だ。
新しい事に積極的に挑戦し続けている。
その場で満足したり踏みとどまったり、何かに拘り自分の不甲斐なさを大きいバイクに依存して、
大きいバイク→俺って凄いなんて人も居ない。
誰さんがこんな事を言って居ましたよとかコソコソした奴もいない。
こんだけの人達は自分がその場に居て、直接に見聞きして、それが気に食わない事でも何度かのチャンスを与える。
言うなれば、対人操作やハロー効果にも動じない。洞察力に優れた人達だ。
遊び方も手慣れている。新しく参加した人でも直ぐに仲良くなる。
誰かがどうだとかに迎合したり、影響を受けない。
何かにアンチになると言う事は、ひがみややっかみであることも知っている。
ねたんだり、人のことが気になる種類の人達でもない。
自己が確立してそれぞれの価値観と多様性を認め、他人を敬う人達だ。
誰かイベントしてよ、でなく、企画がどんどんと上がり、誰もが率先して動く。
下準備で苦労した人をねぎらい感謝の気持ちを忘れない。
知人や友人は多くより質を求める。
うわっつらの言葉でなく行動で示す人。
生き方は決して上手な人でなく、どちらかと言うと不器用な生き方の人達だ。
上手く、書けないけど。
何度か、MAXTuneを辞めようとと考えた、既に役割は終わったとか、
文章を書くのがニガテなのだ。
その度に、感銘を受けるメールが届いたり、Tuneをしたいと熱望する人が現れたり、
まだ、喜んでもらえているのであれば続けようと。そうでなければ、とっとと止める。
本当によい友人に囲まれて幸せな時間を過ごしているとしか言いようがない。
どう、感謝の言葉を伝えたら良いのかすら分からない。
ありがとうとしか言いようがない。