2009年7月31日金曜日

竿立ち

さっき、プロバイダーのサーバートラブルでデータがずいぶんと飛んでしまったようだ。とほほ。

今日は現段階で考えられるライトチューンの集大成でのパワー計測を行った。
自分で決めていた7月中に全て終わった。

内容や詳細に関してはなるべくに日付順になるように、日付をさかのぼって掲載をし直そうと思う。

まず、沢山のメールや便りに深く感謝している。
MAXのメンバーはそれらが届くたびに激しく喜んでいたりする。


現在の状況

逆車ベースのVMAX17の加工などのモディファイを行った場所は以下のようになる。

BJチャンバー
海外仕様サイレンサー
RaceECU
エアクリーナー
EXUP
YCC-I電子制御インテーク(可変ファネル)
PCV
AUTOTune

を様々な状況で検証やテストをし、最適な組み合わせで行った。
何故にこんなタフな気候の時?と思われるかもしれないけど、
厳しくやる方が良いと考えたからだ。

ちなみに全て合法の中でのチューニングだ。
車検前検査場にも足を運んでいる。

最高出力やプロットグラフは公開するか思案している。

ネットで出回っているやり方や情報をそのままで実施してもあまり良い結果が出てこなかったのと組み合わせを間違えると逆効果があったりした。

車両やパーツを触るたびに、ヤマハの開発者の苦労やこだわった所、規制ややむを得ずにそうなった、また、本当はこうしたかったんじゃないかとか、マーケッティング的にはそれしかないだろうな〜とか、憶測の域は出ないが、なんとなく理解できた。

パワーチェックを終えて、帰路に付く時に、どうにも調子が悪い。
あ〜、今回は失敗したかな?
最高出力だけを狙う組み合わせにしたからだとか反省しながら走る。

全然、洗練されていないし、粗野と言うより、適当にチューニングをした一昔前の単車のような感じ。好きな人は相当にしびれるだろう。

帰り道、MAXメンバーと並走して走る。

やり直し、考え直しだ、組み直しだな...と考えていた。
国内仕様の方がドラスティクに面白いように馬力があがるので好きだ。

何の気にアクセルを開ける。
回転数は5000rpmより手前。
いつもはホイルスピンをしたりするのだが、熱くてタイアのグリップがいいのか始まらない。

あー、やっぱり調子悪いダメだと思った瞬間に予想をしない量とスピードでフロントアップが始まった。

そのまま、完全なる竿立ち。^^;

いままでも、ホイルスピンもするがフロントも持ち上げるが、ここまで過激に上がるとは予測していなかった。
バッドチューニングだなーと思いながら走っていたからなおさらだ。

相当に焦ったのは想像がつくと思うが、後ろを走るMAXメンバーに焦りを悟られないようにしなくてはならなかった。

そんなわけで、第一回目の最高峰と考えるチューニングが一段落した。

これ以上はある装置が邪魔をして思うように進まない。
その考察も改めて記載するつもりだ。

もう一度、原点に帰る為に、フルノーマルに戻すつもりだ。

もし、いままでに試したパーツが欲しい人が居て、プロセスを愉しみながら理想の状態に行きたい人がいれば、提供したいと思う。

テスト走行を違う視点で試してレポートをしてくれる人が現れるといいな〜。

もちろん、道筋は順に記載して行くが、やりたい人のために新品のパーツのストックも何故だか沢山ある。

N/Aのチューニングから、この写真は、次のプランで進めていているドーピングプラン。既に結果もデータもそろい始めた。

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2009年7月30日木曜日

EXUP Disable 取り外し

EXUP(エクザップ、Exhaust Ultimate Power-valve)は、ヤマハが
開発したエンジンの回転数に応じて、サーボモーターに連結された排気デバイスにあるバタフライバルブを開閉する事により、排気圧を制御し、主に中低速におけるトルク特性の改善を図る装置。低回転~中回転域ではバルブは閉じて充填効率を向上させる。高回転域においては排気の妨げになる為バルブは開放される。

という夢のような技術なんだが、パワーチェックやチューニングをして行く中では、納得の行かないデバイスとなってしまう。

分かりやすい効果として、低回転時に閉じているので排気音が上品で静かになる。数dbの低減効果がある。
取り外しをすると排気音量があがり、出力特性を調整しやすくなる。

パワーチェックをして行くと、バタフライバルブの動作点でトルクやパワーの変動が起きる。
回転の上昇スピードやタイミングでECUの制御が追いついていないのか、空燃比の急激な変化が起きる。

人間の感覚なんて適当で実際の数字でパワーが出ているのと、
パワーバンドを演出するかのように一定の回転の前でわざとパワーを落として、そこから一気にあげる方がパワー感がぐっと出たと感じるようだ。

我々のテスト車両ではEXUPのターミネションをしてEXUPをDsiableにしている。
ちなみにこのパーツは海外からの物で、そこの代理店となるべく、ある程度の在庫を保持している。納期や価格は問い合わせ頂きたい。もちろん、海外通販でも購入できる。

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配線を外すだけだと Diagでエラーが出る。

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メータ表示もエンジンのトラブルを警告する。

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EXUPのコネクタ

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EXUPのコネクタにEXUPターミネータを接続する

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軽量化を狙うなら、動作していないサーボモータを取り外す。

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ワイアーの太鼓を外し、ネジを外すだけで、簡単に取り外せる。

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チャンバーの太鼓も外すと、そっくり綺麗に外せる。

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サーボモーターのあった所は空洞となる。
ETCなどを入れても良いだろう。

我々は、とある装置を入れる予定。

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リアフェンダーを取り外すと、サブフレームなどが見える、手の込んだ作りだと関心をする。
ちなみに、リアフェンダーの取りはすしは非常に簡単だ。

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使い時がくれば、再利用可能なように、綺麗に取り外して、保管。

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我々のテストでは、排気音音量があがり、音のメリハリが出た。
パワーチェックで気になっていた空燃比の上下が少なくなる。
PCVで補正してなだらかにすることで、結果としてパワーアップとなる。
詳細は数値が一人歩きしてしまったりするので、言及は避けようと思う。

排気に二次エアーを入れて排気をクリーンにする物、排気を塞ぐことで音量を下げるなど様々なデバイスがある中。新技術で規制をクリアし、さらに販売的なセールストークやマーケッティングの観点からしてもEXUPは素晴らしい物だと信じたい。

ちょうど、今までの軽量化の累積で ー11kgになった。

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エアークリーナーモディファイ

エアークリーナーのモディファイで必要な工具はこちら。
六角レンチ(PB)の5番と4番。それと最適なサイズのプラスドライバ。

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まずは、オーナーなら誰でも分かる給油口開放レバーを引きます。
シートを脱着する為です。

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シートを外す為に六角レンチで回します。
ちなみに、MAX-Tuneで輸入販売するクイックリリースピンにすると

このあたりの作業が楽チンです。

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シート側の横の部分の受け側ですね。
ここと、フレームの出っ張りがひっかかり、シートが固定されています。
外す時は引くだけです。

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フレーム側の出っ張りですね。
装着する時はココとうまく引っかかるようにしてください。
走って居る時に あれ? 入っていないと言う事がありました。^^;

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シート側の下の部分のフック。

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フレーム側のひっかかり、うまく、装着の際はシート側と合わせて差し込みます。

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ダミータンクカバーのシート側のネジです。
外す時は回すだけです。
止める時は、受け側がフローティングのゴムなのでカバーが変形する程に回し込めますので注意してください。
ここは、ほどほどで良いのです。

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タンクディスプレーのカバーを外します。

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触ってきたVMAX17にカバーの組付けが変な物もありました。
こんな感じですね。
どこかで開けて、差し込みが悪かったようです。
そんな経験から、こんな風に差し込んで組み付けないように注意です。

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ゴムの部分もこんな感じで変形しているものを多々見かけました。
組付け時には留意してくださいね。

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ダミータンクカバーの前の方のネジを外します。

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キーシリンダーのそばのダミータンクを止めている六角ネジを外します。
ラバーマウントされている、手前の六角ネジも外します。

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ところで、ネジの頭に青いマジックで印がついている物があります。
これは工場の出荷時の製品検査?でトルク管理をして締め付けた印です。
逆に言えば、整備マニュアルに沿ってトルクレンチで締め付けトルク管理をして締め付けます。
ちなみに、ディスプレーカバーの真ん中のネジは青い印が付いていないと思います。

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これは、ダミータンクカバーの前の方の受け側です。
これがちょこっとやっかいです。
ネジの受け側が真ん中にあり、穴が奥に見えます。それと前側にも穴の
ような受けがあります。

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これは、ダミータンクカバーの前側のゴム部です。
数cmのゴムのびろろーんがあります。
この2本のびろろーんとフレーム側の穴をうまく入れて装着します。
ダーミータンクカバーはシート側と前側で微妙にフローティングで装着されているのがわかります。
この差し込みが悪いもしくはしていなくても全く問題はありませんが、気分的にしっかり入れたくなります。
ちなみに、全部をしっかり入れるには相当に難儀します。

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少し細めのL字の工具とかで、覗き込みながらひっかけて入れ込みます。

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エアーインテークを取り外す為に、エアークリナーケースに止めらている六角ネジを外します。

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エアーインテークを取り外す為に、インテークシート側の下側の六角ネジを取り外します。

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エアーインテークを取り外す為に、インテーク前側の入り口の六角ネジを外します。
それらの3カ所を外すと、エアーインテークが外れます。

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エアークリーナーにアクセスする為に、フィルターカバーを取り外します。
適度なサイズのプラスドライバーで何カ所か止まっている物を緩めます。
ECUのそばのネジが外しにくいですが、ECUを少し持ち上げて緩めます。

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フィルターの裏側。吸気でフィルターが破損しても吸い込まれないように、変形しないようにアミアミのネットが張られています。

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こちらは、表側。約3000kmでこんなに汚れるんですね。

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ネットで出回っている、ここを削って差し込む方法は惨事が起こるので注意です。

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可変吸気ですね。なんと狭い所で上下しているのでしょう。
この内部のモディファイはおって掲載します。

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ちなみに、テスト車両は海外製の社外品高効率フィルターを取り付けています。
なかなかのパフォーマンスです。

おかげさまでMAX-Tuneでは海外パーツの輸入販売も喜ばれています。


国内では手に入らないパーツも、現地ショップと交渉してスピーディーに入手します。

ある程度の取引を繰り返しているので、対応も迅速です。

海外通販をやるのには簡単な英語ができれば大体問題ありません。

しかし、結構な確率でトラブルが発生するので、注意が必要です。

実際に我々が過去に扱った中でも、かなりのトラブルはありました。
PCVなどは重要なターミネーションの部品が欠品していたり、エアーフィルターは付属品がない、欠損している等がありました。
某有名メーカーの某商品などは、まとめて購入したら初期不良に見舞われ、かなり痛い目に遇いました。
現地販売店の州の違いで、商品掲載HPの製作者はTAXが安いところなのに、



配送する場所のTAXが高く、結果として表示価格より高くなった上に、



なんと通関時に関税まで取られたのです。(通常バイク用品は非課税)




さらに、初期不良の返品で2往復し、指定業者での送料が数万円万となり、

返送の際に再送と記載してあるにも関わらずまた関税がかかり、

結局は国内で買うより遥かに高価になってしまった経験があります(笑)



これは最悪のケースですが、実際にあった話です。


MAX-TUNEでは、そのあたりのリスク回避も手慣れたものです。
基本的に人気パーツは常時在庫もしています。

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吸気系のモディファイをすれば当然に燃調が変わるのでキャブ調整と同じ事をします。
ECUなのでキャブはありませんので、PCVで調整をします。

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こんな感じでがっぽりと吸気効率をあげてみました。

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アップした馬力は、今度整理して掲載します。

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2009年7月28日火曜日

エアクリーナー開口部

このブログで書かれている馬力アップの結果と他のネットで流れている断片的な情報から工作をして間違った結果を得ている人がいる事が判明。
開口部を広げただけでは馬力はトップの少ししかあがりません。

「ちょめちょめ」も必要なんです。

エアークリーナーの開口部はノーマルは1/3程度のサイズになります。

3/3にするとトップの馬力はあがります。
トルクも全体的に少しだけ、数値上はあがります。

人間の五感の部分では、実用域での加速の際に、トルクのあがり方のカーブがフラットになります。
それ故に、低速トルクが無くなったように感じます。

数馬力を押さえるなら、ECUでやるとかもっと簡単なコストのかからない方法でメーカーはやると思います。
それに200Pより、207PSとかの方がかっこいいですしね。

メーカーはそれなりの理由があって、このようなフラップを取り付けていると考察します。
既にその理由は判明していて、おいおい記載していこうと思います。

ネットに存在する情報は取捨選択の権利が見る人にあると思います。
無料で自分にとって心地よい情報を鵜呑みしないで、
真実を見分ける事が必要だなと思いました。

ちなみに、ネットで私も見た内容で実施すると、エアクリーナーが吸気に耐えられなくなり、破損してその小さな細切れがエンジンに吸い込まれることがあるようです。
もしくは、吸気により変形したフィルターと可変ファンネルが接触します。
何れにしても良い事はありません。

ちなみに、これはテスト車両が手元に来て最初にやった事です。

結果は、あれ? トルクが抜けた?
みたいな感覚的な物でした。

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なれれば簡単な作業で開口部が3倍になります。

090607_1436~02

取り外した、フラップですね。
良い形をしています。

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作業時にはファネルにホコリなど入らないように厳重に養生してくださいね。

090607_1437~02


こんな事を書くと いけずな人と思うかもしれませんね。
ちゃんと整理してまとめています。

こなんどう?とか、あんなのどう?とかメールを頂いたのはきちんと実験をしていますので、少しお待ちくださいね。


ちなみに、MAXな人たちでお問い合わせのメールを頂いた方は正解ですのでご安心くださいね。

そんな事を書いていると、MAXな人からメールが入りました。^^

どうやら、私がテスト走行で立ち寄る辰巳ジャンクション?に居るようです。

実はつい30分ほど前はそこに居たんですよ〜と。電話でお話をしたのですが、バイクの話でちょー愉しい会話でした。
ご連絡ありがとうございます!
こんどはタイミングを合わせましょうね。^^



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サイレンサーの話

VMAX17のサイレンサーを加工したり、パワーチェックをしたりする毎に深く感心をする。

このサイレンサーをデザインした人と、設計した人、製作をする人、加工する人に深く敬意の念を抱く。

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なんと言っても、デザインが素晴らしい!

後ろから抜かれ、去って行く後ろ姿のVMAX17のアイキャッチにこのサイレンサの印象が残る。
張り出しと言い、低く短いスタイルと言い、非の打ち所がない!

このデザインを維持する為に、相当と言うか今までは不可能に近い工作をやり遂げている。それもサイレンサー部はチタンでだ。

なんと言っても、排気効率が素晴らしい!
国内仕様ですら、3-5PS程度のダウンで、海外仕様や相当に加工した物は出力のダウンが無い。
まさにサイレンサー(消音装置)に徹している。
音量は3db程度落とされるが、音質は付いている方が心地よい音がする。

ただ、爆音の大音量で走るのは時代遅れだし、イリーガルだ。

そして、なんと言っても、超軽量だ!

取り外して手に取ってみれば良い。え?!と驚く程に軽量だ。
小傷も気にせずにがんがんに使う方が小粋なVMAX乗りと思うが、
サンドブラスタ仕上げなので、やろうと思えば綺麗になる。

そんなわけで、このサイレンサーを超えるリプレース製品は断念した。
そら恐ろしい時間とコストをかけて生み出されたサイレンサーをそんなに簡単に作れる物ではない。

輸出仕様同等加工をすれば、排気抵抗はゼロに近く、
性能的にそれを超えるものは事実上不可能と言える。
デザイン、性能ともに完璧なサイレンサーだと現時点では考える。

2009年7月27日月曜日

MAXなぁ人達から 便りが届く

VMAX17乗りの方から、信号グランプリしてあそぼーとか、モディファイしたか正しいやり方から確認してちょと電話やメール。

近くに住む方からは慣らしが終わったとお知らせが入る。
なんだかうれしい。

MAXNo5さんから、Race-ECU完了と連絡。
練馬のナップスで待ち合わせをして見せてもらう。
体がでかい人だから、VMAX17で登場すると外人みたいだ。

MAXNo9のくろすけさんから動画の便りが届く。
なんだか、VMAX17を通じて知り合った人とのやり取りが愉しい。




仲良しさんたちから、ブログを日にちで更新していないでしょ?と指摘^^;

そうなんです。
このブログは日にちがさかのぼっても書けるので、空いている所にぽこっと入れたりします。

見落とすじゃない〜ぃ。と笑われた。

いま、VMAX17びっくり情報をまとている。

頂いたお電話は遅れてでも折り返すようにしています。
max-tune.comでのメールが調子悪いときがあるので、お返事が別のメールアドレスで送る時がありますので、迷惑メールボックスに入ってるかもしれません。^^;
メールありがとうございます!
必ずお返事をしています。

2009年7月24日金曜日

MAXな人No9のくろすけさんから、感想をメールいただいた。

MAXな人No9のくろすけさんから、MAXチャンバーとMAXサイレンサーの感想をメールいただいた。
以下に許可を得て転載させていただく。


MAX-Tuneさん,この度は施工,ありがとうございました。
きれいな仕上がりで,ECUはまだ交換できていませんが,一番気になっていたノーマルマフラーで満足のいくアイドリング音を手に入れることができました。本当に満足しています。
新型VMAXをレッドバロンにて275万で予約していましたが,6月中旬になっても納車のめどが立たないとのことで,当時は噂段階でしかなかった国内仕様のフルパワー化に夢をつなぎつつ、国内仕様を発注しました。
もちろん歯研や低中回転域での使いやすさも考えての上です。
新型は国内の認可を通すためにさぞかし静かになったんだろうなあ・・・、旧V-Maxのノーマルの音にはどうにも満足できず(一応逆車だったんですが)スーパートラップに付け替えていました。
新型もその旧V-Maxよりさらに静かになったんだろうなあ・・・迫力無いんだろうなあ・・・と内心思っていました。しかし、実際にその音を聞いてみて,予想を裏切られました。
スロットルを軽くあおると、意外にしっかり音が出ているようです。実際の音量は確かに静かかもしれませんが,十分に堂々とした音がしているように感じました。(Stock状態での音です)
でもアイドリングはさすがに静かで,,,うーん,,,という感じです。
で、北米仕様に使うRace-ECUを取り付けてもエンジンが壊れないように、チャンバー部分とマフラー部分をMAX-Tuneに送って抜けを良くしてもらいました。長々と感想を書いても(というか書けませんが(^^;)しかたないので,簡潔に・・・

「Stockな音」は開ければ十分満足できそうな音質(とくに低音域の雰囲気)。
「MAX-Tuneな音」は,アイドリングでも一つ一つの爆発音が聞こえて、Stock以上に低音がしっかり出ており,音量はあまり変わらないけど、音質がより迫力があるものになった印象(施工はグラスウールは残してもらっています)。

施工をお願いする段階では,グラスウールを取り除いてもらおうと思っていましたが,低音域がしっかりとチャンバーを加工することで出てくるだろうと予想していたことと、ノーマルに近い雰囲気で迫力のある音にしたいと思っていたことからやっぱりグラスウールを残してもらいました。
結果として、音量はほとんど変わらないけど低音域がよりしっかりしたものになって満足しています。

ECUを変更したら,また感想等を書かせていただこうと思っていますが,今回の施工で音質面で満足行くように仕上げていただき、またマフラーの排気口もチタンの青白い感じになって、いい感じで満足しています。こんなちょっとした自分にしかわからないけど、こだわりもあり、今回MAX-Tuneさんに施工をお願いして良かったと思っています。私のブログには,Stock状態とMAX-Tune施工後の音を撮り比べた動画も載せていますので,国内仕様VMAXの排気音に不安な方はぜひ参考にしてください。
出力やトルク面では国内で十分でしょうけど,私はやっぱり排気音が一番気になっていたのですが、音(特にノーマルマフラーのアイドリング時)を聞く機会に恵まれませんでしたので,参考にしていただければ幸いです。





以上


依頼いただく前は不安もあったと思うが、我々を信頼していただき、そして結果、満足いたただけたことに感謝の気持ちでいっぱいだ。
先駆者として彼は男前だと思う。
我々も相当にこだわり抜いて確立した物だけに、同じような気持ちで喜んでいただけるのが何より嬉しい。

VMAX17オーナーならば、きっとツボに入る仕上がりだと思う。
音の大きさだけでなく質にもこだわった事に気がついてくれて嬉しい。
依頼先や素材、加工方法などは一切妥協していない。時間も手間も相当かけた。多くの人に協力もいただいた。
現段階では価格はこれでも目一杯なのである。
決してリーズナブルだとは思っていないが、同じような高価な純正パーツを揃えるよりは得策だと思っている。
また、どうしても利益を追求しないと行けないわけでもないので、よい物を提供できると考察している。
今後にどこかの企業からコストダウンをしたサービスが展開されるかもしれないが、それはコストなりの物で、
我々の赤字にならなければ良いという姿勢は、ユーザーにとって投資対効果のバランスはよいと考える。


体感いただいた方と直接会って話したり、メールなどでやり取りをするのは本当に感動の連続だ。
当初は仲間内で楽しもうと始めたことだが、やって良かったと思う。
次への活力をもらっている、と思う。

これからも新たな出会いを期待しつつ、更なる企みに情熱を燃やす。
マフラー加工は、単なるカスタムの前提条件としてクリアしたかった小手調べのようなものだ。
仲間と準備している企画は尽きない。
とにかく楽しいから行動や努力も皆惜しまない。

お楽しみはこれからだ。

MAXなメンバーで飲み会

MAX-Tuneの愉快な仲間が、むにゅむにゅ、されそうだと連絡が入った。
これは大変だぞと緊急飲み会?!

銀座で待ち合わせして、話を聞く。
友人の危機と、もう一人の愉快な仲間が駆けつける。

危機話の目処がたち、銀座から六本木のBarへと移動する。
ここからはバイクの話だ。

いつになっても、バイク乗りと話すと愉しい。

女性バーテンダーがくすくす笑う。
どうやら、我々の会話が擬音ばかりらしい。

あそこを、こうやって、どばーとやると、こうなるでしょ?
そしたら、ここが、ぎゅぎゅっとなって、ホイルスピンしまくるんだよー。

そんでさー、くるっとやって、ぼっこりアクセル開けるだろ。
そしたら、どっかーんなんだ。

たぶん、こんな会話をおっさんが話している。
それで通じているからコワイ。笑

ふと見ると、グラスで皆既日食が起きている。


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リターンライダーのメンバーいわく、VMAX17は安い!
会社とか地位とかそんなの関係なく、こんなに短時間で多くの人と仲良くなれる。

VMAX17の最高のオプションとして笑顔がもれなく付いてくると言っていた。

そうかもしれない。

2009年7月21日火曜日

くろすけさん(MAX 9号さん)から 動画の便り

くろすけさんから、メールと動画の便りが届いた!
とても、嬉しかった☆


ノーマルとMAXマフラーの比較動画。

2009年7月20日月曜日

PowerCommanderV(PCV)サブコンの話 2/11

MAX-Tune 一味の中にはファッションフォトグラファーが居る。
毎月、VMAX17をちょうど1台買えるぐらいの売り上げの人気の写真家だった。
(彼は今は撮っていない)

そんな彼から聞いた話だが、
ある時に富裕層の方から子供の写真を頼まれ撮影したそうだ。
当然に素人が撮るのとは違うテクニックとセンスに溢れた写真が撮れたのだが、
愛情一杯の家族や母親の写真には勝てなかったそうだ。
その敗因は家族の間にある信頼関係だ。
家族にしか見せない顔、家族にしか撮れないシチュエーション。
互いを信頼する関係だからこそ、単なる商売では見えないものが生まれる。

チューニングも同じで、信頼関係があってこそ成り立つ。
信じて任せるから、請け負う方としても信頼で返す。
言いたいことは言い、言われたことには反論もするし、素直に納得もする。
特に我々は互いにユーザーの立場なので、
面白いことが最優先で、必ずしも利益は追求しなくてもいい。
いわば、沢山の人の想いから成り立っている。
意外にもバイク屋さんからの依頼も多いのだが、
いずれもお客さんの立場に立った親身なスタッフの方からの熱い要望ばかりだ。
もちろん快く依頼は請けている。

MAX-Tuneを信頼し、依頼してくださる方々に心から感謝している。
まだ始まったばかりだが、既に多くの信頼をいただいた。
応援のメールもいくつかいただいた。
感謝の気持ちを忘れずに良い仕事をしたいと思う。


さて本題だが、サブコンについての問い合わせが多い。
ただ、お話を聞いていると、結構ハードルが高いように思われているので
実際どんなことをやるのか簡単に説明しておく。

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これが、サブコンピュータのマップ画面。
ネットをほじれば、色んなマップが見つかるが、基本はゼロマップからやり直した方がいい。
なぜなら車体による特性があるからである。
基本は実車合わせなのだということを忘れてはならない。

縦軸に回転数で500rpm毎に、
横軸にアクセル回度(0/2/5/10/15/20/40/60/80/100%毎)の設定が出来る。
エンジンブレーキのフィーリングも当然ながら変更する事が出来る。



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インストール後に最初にするのが個々に違うスロットルの調整。
スロットルのワイアー調整をしたり、ポジションを変えたりしたら、再キャリブレーションが必要。
数字は消してある。その数値をそのまま入力しても無意味だからだ。


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スロットルを閉じた時はもちろん0%

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スロットを全開にしたら100%でないとダメだけど、これはキャリブレーション・ミス。100%で入れ込んだマップが使われない

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微妙な調整をすると、25%の時は

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こんな感じになる。

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50%の時は

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こんな感じになる。

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75%の時は

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こんな感じになる。

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100%の時は

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こんな感じになる。

IMG_0032

いくつかのキャリブレーション画面から何が出来るか想像できると思う。
おいおい紹介して行こうと思う。標準で使わないセットアップ画面もある。

他のキャリブレーション1

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他のキャリブレーション2

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他のキャリブレーション3

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他のキャリブレーション4

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この設定はクイックシフト。1速から2速へはシフトチェンジのレバーに力を入れた時に例えば、65mSecだけ点火をカットするとかなどの設定が出来る。誤動作を防ぐ為に作動させる回転数とインターバルとかも設定できる。


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他のキャリブレーション6

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言うなれば、チョーク?

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レブリミットをあげる。正規に購入したものでないと機能できない。

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Auto-Tuneは始めにPCVをセットアップしマップを決める、標高などで空燃比が変わるときなどに一定のレンジ内なら調整してくれる。
いきなりAuto-Tuneで自動設定してくれる物ではない。

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他のキャリブレーション10

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MAX-BJ チャンバーで効率があがり、アイドリングが100rpmほどあがったのも確認できる。

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これは、1st〜5thまでの各マップを設定してみた。

1st-3thは加速重視、3stでのエンジンブレーキのフィーリングの改善、4thは追い越し加速重視、5thの2500〜4000rmpは燃費重視。

好みの問題。

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空燃比も各回転数やギアー毎に変えてみた。

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これまでキャブのニードルなどで調整していたものを、
USB接続のPCで、よりきめ細やかにセッティングできるのがサブコンだ。
ECU制御のインジェクションならではのカスタマイズである。
パソコンに拒否反応を示すような人でなければ意外ととっつきやすい。

もちろんVMAXに限らず、他のインジェクション仕様のバイクにも利用できる。
バイクに限らずクルマだって簡単にパワーアップしたり特性を変えたりできるのだ。
完全に理解し、自分ならではの方法を会得するのには少々時間はかかるが、
永遠に楽しめるくらいの奥深さがある。

それがサブコンチューニングだ。

【ご注意ください】
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