2009年7月28日火曜日

サイレンサーの話

VMAX17のサイレンサーを加工したり、パワーチェックをしたりする毎に深く感心をする。

このサイレンサーをデザインした人と、設計した人、製作をする人、加工する人に深く敬意の念を抱く。

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なんと言っても、デザインが素晴らしい!

後ろから抜かれ、去って行く後ろ姿のVMAX17のアイキャッチにこのサイレンサの印象が残る。
張り出しと言い、低く短いスタイルと言い、非の打ち所がない!

このデザインを維持する為に、相当と言うか今までは不可能に近い工作をやり遂げている。それもサイレンサー部はチタンでだ。

なんと言っても、排気効率が素晴らしい!
国内仕様ですら、3-5PS程度のダウンで、海外仕様や相当に加工した物は出力のダウンが無い。
まさにサイレンサー(消音装置)に徹している。
音量は3db程度落とされるが、音質は付いている方が心地よい音がする。

ただ、爆音の大音量で走るのは時代遅れだし、イリーガルだ。

そして、なんと言っても、超軽量だ!

取り外して手に取ってみれば良い。え?!と驚く程に軽量だ。
小傷も気にせずにがんがんに使う方が小粋なVMAX乗りと思うが、
サンドブラスタ仕上げなので、やろうと思えば綺麗になる。

そんなわけで、このサイレンサーを超えるリプレース製品は断念した。
そら恐ろしい時間とコストをかけて生み出されたサイレンサーをそんなに簡単に作れる物ではない。

輸出仕様同等加工をすれば、排気抵抗はゼロに近く、
性能的にそれを超えるものは事実上不可能と言える。
デザイン、性能ともに完璧なサイレンサーだと現時点では考える。

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