EXUP(エクザップ、Exhaust Ultimate Power-valve)は、ヤマハが
開発したエンジンの回転数に応じて、サーボモーターに連結された排気デバイスにあるバタフライバルブを開閉する事により、排気圧を制御し、主に中低速におけるトルク特性の改善を図る装置。低回転~中回転域ではバルブは閉じて充填効率を向上させる。高回転域においては排気の妨げになる為バルブは開放される。
という夢のような技術なんだが、パワーチェックやチューニングをして行く中では、納得の行かないデバイスとなってしまう。
分かりやすい効果として、低回転時に閉じているので排気音が上品で静かになる。数dbの低減効果がある。
取り外しをすると排気音量があがり、出力特性を調整しやすくなる。
パワーチェックをして行くと、バタフライバルブの動作点でトルクやパワーの変動が起きる。
回転の上昇スピードやタイミングでECUの制御が追いついていないのか、空燃比の急激な変化が起きる。
人間の感覚なんて適当で実際の数字でパワーが出ているのと、
パワーバンドを演出するかのように一定の回転の前でわざとパワーを落として、そこから一気にあげる方がパワー感がぐっと出たと感じるようだ。
我々のテスト車両ではEXUPのターミネションをしてEXUPをDsiableにしている。
ちなみにこのパーツは海外からの物で、そこの代理店となるべく、ある程度の在庫を保持している。納期や価格は問い合わせ頂きたい。もちろん、海外通販でも購入できる。
配線を外すだけだと Diagでエラーが出る。
メータ表示もエンジンのトラブルを警告する。
EXUPのコネクタ
EXUPのコネクタにEXUPターミネータを接続する
軽量化を狙うなら、動作していないサーボモータを取り外す。
ワイアーの太鼓を外し、ネジを外すだけで、簡単に取り外せる。
チャンバーの太鼓も外すと、そっくり綺麗に外せる。
サーボモーターのあった所は空洞となる。
ETCなどを入れても良いだろう。
我々は、とある装置を入れる予定。
リアフェンダーを取り外すと、サブフレームなどが見える、手の込んだ作りだと関心をする。
ちなみに、リアフェンダーの取りはすしは非常に簡単だ。
使い時がくれば、再利用可能なように、綺麗に取り外して、保管。
我々のテストでは、排気音音量があがり、音のメリハリが出た。
パワーチェックで気になっていた空燃比の上下が少なくなる。
PCVで補正してなだらかにすることで、結果としてパワーアップとなる。
詳細は数値が一人歩きしてしまったりするので、言及は避けようと思う。
排気に二次エアーを入れて排気をクリーンにする物、排気を塞ぐことで音量を下げるなど様々なデバイスがある中。新技術で規制をクリアし、さらに販売的なセールストークやマーケッティングの観点からしてもEXUPは素晴らしい物だと信じたい。
ちょうど、今までの軽量化の累積で ー11kgになった。
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